今回は、小学校5・6年生のお子さんに最適なバットの長さや重さをご紹介します。
小学校5・6年生にもなると体が大きくなり、筋力も強くなっています。また、小学校低学年から少年野球を始めているお子さんが多いので、日々の練習で野球の技術も向上しています。
当然、自分のバットが欲しくなる子が多いでしょう。そんな時、どのバットを選べば良いのでしょうか?
今回は、小学校5・6年生のお子さん向けに最適なバットの選び方をご紹介していきますので、ぜひお子さんのバット選びに役立ててください。
小学校5・6年生(身長140cm〜150cm以上)に最適な少年野球用バット
小学校5・6年生のお子さんには、
- バットの長さ:78cm〜82cm
- バットの重さ:500g〜600g
こちらを目安にして選んであげましょう。
小学校5・6年生のバットの長さ選び
市販されている少年野球用バットの長さは、2cmごとに設定されています。そのため、小学校3・4年生のお子さんには、
78cm、80cm、82cm
この中から選んでいただくと良いでしょう。
少年野球用バットサイズの目安
少年野球用のバットは、5・6年生向けのものが種類も豊富に販売されているので選択肢が広がります。しかし、かえってどれを選べばいいのか迷ってしまうこともあります。そんな時は、バットの長さは80cm前後と覚えておくと良いでしょう。
身長 | バットの長さ | 参考学年 |
---|---|---|
110cm〜120cm | 64〜68cm | 小学1〜2年生 |
120cm〜140cm | 70〜76cm | 小学3〜4年生 |
140cm〜150cm | 78cm | 小学5〜6年生 |
150cm以上 | 80〜82cm |
小学校5・6年生のバットの重さ選び
バットの重さに関しては、バットの長さに応じてある程度決まっています。基本的にはバットが短い方が軽く、長い方が重くなります。
バットの重さ選びは、お子さんの体格や筋力に合わせるのがいいでしょう。ここでは、小学校5・6年生のお子さんの身長は140cm〜150cmまたは150cm以上を想定しています。
身長140〜150cmのお子さんの場合
身長140〜150cmのお子さんの場合には、
- バットの長さ:78cm
- バットの重さ:500g〜600g
こちらを目安にしていただくと良いでしょう。
※メーカーによってバットの長さの設定が異なりますので、実際の商品をよく確認してください。
身長150cm以上のお子さんの場合
身長150cm以上のお子さんの場合には、
- バットの長さ:80cmもしくは82cm
- バットの重さ:500g〜600g
こちらを目安にしていただくと良いでしょう。
※メーカーによってバットの長さの設定が異なりますので、実際の商品をよく確認してください。
小学校5・6年生のバット選びの注意点
小学校5・6年生になるとバットの長さや重さはもちろんですが、トップバランスにするかミドルバランスにするかという点が気になってくると思います。
トップバランスとは
トップバランスとは、バットの重心がバットの先端にあるため、大きな遠心力が働くため長打が出やすくなります。そのため、いわゆるホームランバッター向けと言われます。
ミドルバランスとは
一方、ミドルバランスとはバットの重心がバットの中央付近にあります。トップバランスと比較して遠心力が小さくなり、バットコントロールがしやすくなるのでヒットを打ちやすくなります。そのためアベレージヒッター向け(打率の高いバッター)と言われます。
トップバランスとミドルバランスの違い
こうしてみると、ホームランバッター向けのトップバランスの方が優れているように感じるのではないでしょうか。やはり長打(ホームラン)は野球の魅力ですし、ホームランが打てるバットとなれば高性能だと感じると思います。
確かに、近年各メーカーは飛距離を伸ばすために特殊素材を持ちるなどして工夫しています。その多くがトップバランスなので注目が集まるのも仕方ありません。
ただ、ミドルバランスよりもトップバランスの方が優れているというわけではありません。あくまで、”飛距離”を基準に考えた場合、トップバランスの方がボールを遠くへ飛ばすための設計がなされているというだけです。
トップバランスとミドルバランス、どっちにすればいい?
結論から言えば、どちらでも大丈夫です。一流のプロ野球選手でもトップバランスを使っている選手もいれば、ミドルバランスの選手もいます。
ただ、どちらにすれば良いか迷った場合は、次のように判断してみてもいいでしょう。
- トップバランス:現在、試合でもヒットやホームランを打つことができているお子さん
- ミドルバランス:なかなか試合でヒットが打てていないお子さん
一般的に、トップバランスの方が遠心力が働くため筋力が必要になります。また、バット自体も重たいものが多くなります。つまり、両者を比較するとトップバランスの方が扱いづらいと言えます。
そのため、すでにヒットやホームランを打つ能力があるお子さんに対して、より長打が打てるようにしたいと思えばトップバランスを選んであげましょう。
一方で、まだなかなかヒットが打てないというお子さんの場合、扱いづらいトップバランスにすれば、ヒットを打つことがより難しくなる可能性があります。それよりも扱いやすいミドルバランスを選んであげた方がいいでしょう。
小学校5・6年生におすすめの少年野球用バット12選
- 身長140〜150cmのお子さんにおすすめのトップバランス
- 身長140〜150cmのお子さんにおすすめのミドルバランス
- 身長150cm以上のお子さんにおすすめのトップバランス
- 身長150cm以上のお子さんにおすすめのミドルバランス
身長140〜150cmのお子さんにおすすめのトップバランス
ミズノ(MIZUNO)「ビヨンドマックス ギガキング(77cm)」
身長140〜150cm以上のお子さんにおすすめのトップバランスといえば、やはりミズノのビヨンドマックスギガキング(77cm)です。複合バット(コンポジットバット)で飛距離の評判はNo.1です。
素材 | カーボン+グラス+フラルゴPUフォーム | タイプ | トップバランス |
---|---|---|---|
長さ | 77cm | 重さ | 590g |
ミズノ(MIZUNO)「ビヨンドマックスEVII(78cm)」
ミズノのビヨンドマックスEVIIはビヨンドマックスの軽量タイプです。先にご紹介しているビヨンドマックスギガキング(590g)に対して70gも軽量なので、軽いトップバランスのバットをお探しの場合にはこちらがおすすめです。また、飛距離に関してはビヨンドマックスギガキングよりもやや劣ると言われていますが、通常の金属バット比較すれば十分高性能でコスパも高いモデルです。
素材 | カーボン+グラス+EVA | タイプ | トップバランス |
---|---|---|---|
長さ | 78cm | 重さ | 520g |
エスエスケイ(SSK)「MM18(78cm)」
ミズノのビヨンドマックスギガキングと飛距離で肩を並べるのがSSKのMM18です。ギガキングと比較すると20g軽量になっています。飛距離は譲れないけど、少しでも軽量のバットが良いならこちらがおすすめです。
素材 | カーボン+ウレタン | タイプ | トップバランス |
---|---|---|---|
長さ | 78cm | 重さ | 570g |
身長140〜150cmのお子さんにおすすめのミドルバランス
ミズノ(MIZUNO)「ビヨンドマックス ギガキング(78cm)」
ビヨンドマックス ギガキングのミドルバランスは、複合素材による飛距離とミドルバランスによる扱いやすさを両立させた人気の高機能バットになります。
素材 | カーボン+グラス+フラルゴPUフォーム | タイプ | ミドルバランス |
---|---|---|---|
長さ | 78cm | 重さ | 600g |
ローリングス(Rawlings)「ハイパーマッハエアー(78cm)」
ローリングスのハイパーマッハエアーはミドルバランスの複合バットです。ミズノのギガキングと比較すると50g軽量になっています。打球の初速が速く、中長距離バッター向けです。
さらに軽量のミドルタイプが良い場合は、やや長めのバットになりますが次のハイパーマッハ3がおすすめです。
素材 | カーボン(FRP)+ウレタン | タイプ | ミドルバランス |
---|---|---|---|
長さ | 78cm | 重さ | 550g |
ローリングス(Rawlings)「ハイパーマッハ3(80cm)」
軽いミドルバランスのバットを探しているなら、こちらのローリングス ハイパーマッハ3がおすすめです。カーボンとウレタンの複合バットで扱いやすく、高弾性特殊シートを埋め込まれているため強い打球が特徴です。
素材 | カーボン(FRP)+ウレタン | タイプ | ミドルバランス |
---|---|---|---|
長さ | 80cm | 重さ | 530g |
身長150cm以上のお子さんにおすすめのトップバランス
ミズノ(MIZUNO)「ビヨンドマックス ギガキング(79cm)」
150cm以上のお子さんにおすすめのトップバランスといえば、やはりミズノのビヨンドマックスギガキング(79cm)です。複合バット(コンポジットバット)で飛距離の評判はNo.1です。
素材 | カーボン+グラス+フラルゴPUフォーム | タイプ | トップバランス |
---|---|---|---|
長さ | 79cm | 重さ | 600g |
ミズノ(MIZUNO)「ビヨンドマックスEVII(80cm)」
ミズノのビヨンドマックスEVIIはビヨンドマックスの軽量タイプです。先にご紹介しているビヨンドマックスギガキング(600g)に対して70gも軽量なので、軽いトップバランスのバットをお探しの場合にはこちらがおすすめです。また、飛距離に関してはビヨンドマックスギガキングよりもやや劣ると言われていますが、通常の金属バット比較すれば十分高性能でコスパも高いモデルです。
素材 | カーボン+グラス+EVA | タイプ | トップバランス |
---|---|---|---|
長さ | 80cm | 重さ | 530g |
エスエスケイ(SSK)「MM18(80cm)」
ミズノのビヨンドマックスギガキングと飛距離で肩を並べるのがSSKのMM18です。ギガキングと比較すると20g軽量になっています。飛距離は譲れないけど、少しでも軽量のバットが良いならこちらがおすすめです。
素材 | カーボン+ウレタン | タイプ | トップバランス |
---|---|---|---|
長さ | 80cm | 重さ | 580g |
身長150cm以上のお子さんにおすすめのミドルバランス
ミズノ(MIZUNO)「ビヨンドマックス ギガキング(80cm)」
ビヨンドマックス ギガキングのミドルバランスは、複合素材による飛距離とミドルバランスによる扱いやすさを両立させた人気の高機能バットになります。
素材 | カーボン+グラス+フラルゴPUフォーム | タイプ | ミドルバランス |
---|---|---|---|
長さ | 80cm | 重さ | 610g |
ローリングス(Rawlings)「ハイパーマッハエアー(80cm)」
ローリングスのハイパーマッハエアーはミドルバランスの複合バットです。ミズノのギガキングと比較すると50g軽量になっています。打球の初速が速く、中長距離バッター向けです。
さらに軽量のミドルタイプが良い場合は、やや長めのバットになりますが次のハイパーマッハ3がおすすめです。
素材 | カーボン(FRP)+ウレタン | タイプ | ミドルバランス |
---|---|---|---|
長さ | 80cm | 重さ | 560g |
ローリングス(Rawlings)「ハイパーマッハ3(80cm)」
軽いミドルバランスのバットを探しているなら、こちらのローリングス ハイパーマッハ3がおすすめです。カーボンとウレタンの複合バットで扱いやすく、高弾性特殊シートを埋め込まれているため強い打球が特徴です。
素材 | カーボン(FRP)+ウレタン | タイプ | ミドルバランス |
---|---|---|---|
長さ | 80cm | 重さ | 530g |
小学校5・6年生のお子さんには能力に応じてトップバランスかミドルバランスを選択しよう!
小学校5・6年生のお子さんには、
- バットの長さ:78cm〜82cm
- バットの重さ:500g〜600g
こちらを目安にして選んであげましょう。
また、すでに試合でヒットやホームランが打てているお子さんならトップバランス、なかなかヒットが打てないお子さんならミドルバランスを選ぶと良いでしょう。