ミドルバランスはこれから少年野球を始めるお子さんでも扱いやすいバットです。また、種類も豊富で価格帯もリーズナブルなものから用意されているため予算に応じて選ぶことができます。
今回の記事では、おすすめの少年野球用ミドルバランスのバットをご紹介していますので、お子さんに最適なバットを見つけてあげましょう。
ミドルバランスは扱いやすく価格もリーズナブルでおすすめ!
ミドルバランスのバットは初心者のお子さんでも扱いやすいタイプです。これから少年野球を始める、または始めたばかりのお子さんにはミドルバランスを選んであげるといいでしょう。
また、すでに野球を始めているけど、まだまだ筋力も弱くてバットが強く振れない、なかなかヒットが打てない、そんなお子さんにも扱いやすいミドルバランスがおすすめです。
また、トップバランスと比較してリーズナブルなものがありますので、予算に合わせて選びやすいタイプのバットです。
ミドルバランスの少年野球用バットのメリット
「ミドルバランス」とは、バットの重心バランスを表しているものです。今回のミドルバランスの場合、バットの重心がバットの中心付近にあるタイプのことです。別のタイプでトップバランスがありますが、こちらは重心がバットの先端にあるタイプのことです。
では、ミドルバランスにはどのようなメリットがあるのか確認しましょう。
初心者のお子さんでも扱いやすい
これから少年野球を始める小学校低学年のお子さんにはミドルバランスのバットがおすすめです。トップバランスのバットになると、バットを振った時に遠心力が大きくなってしまうため、まだまだ筋力の発達していないお子さんだと上手に扱えないからです。
バットが振りやすい
ミドルバランスのバットは、トップバランスよりも重心が手元に近くなるため、バットを振った時の遠心力が小さくなり、振り抜きやすいという特徴があります。
ミドルバランスのバットはアベレージヒッター向けとも言われるように、バットにボールを当てやすいタイプになります。
アベレージヒッター向け
アベレージヒッターとは打率の優れたバッターのことです。つまり、バットにボールを当てることが上手でヒットが多く打てるバッターを表します。
プロ野球選手でもこうしたアベレージヒッターは、ミドルバランスのバットを好んで使用している選手がいます。
種類も豊富でリーズナブル
ここまではバットの特徴からメリットうをご紹介していましたが、それ以外にも販売されている数が多いため、価格などを比較しやすいメリットがあります。
また近年、トップバランスのバットは各メーカーで”飛距離”を競い合っています。飛距離を伸ばすために特殊な素材を使用するなど、高性能なバットが数多く登場しているのですが、その反面、価格も非常に高価なもとなっています。(3〜4万円ほど)
それと比較して、ミドルバランスのバットは種類が豊富で価格帯も手頃なものから用意されているため、予算に応じたバットを選ぶことができます。
ミドルバランスの少年野球用バットのデメリット
ミドルバランスは、機能的にも価格的にもまさにバランスの取れたバットです。そのため、デメリットらしいデメリットはありません。強いて挙げるとすれば次のようなことがあります。
複合バットのミドルバランスは少ない
最近の軟式野球では、複合バット(コンポジットバット)と呼ばれるポリウレタンなどの特殊素材を用いたバットが登場しました。こうした特殊素材により高反発が生まれ、打球の飛距離が大きく伸びています。
ただ、こうした複合バットの多くはトップバランスになります。飛距離を伸ばすにはトップバランスとの相性が良いため当然といえますが、ミドルバランスの複合バットとなると選択肢が非常に狭くなります。
少年野球用のミドルバランスバットの選び方!
ここまでミドルバランスのバットの特徴をご紹介してきましたが、バット選びの時に、ミドルバランスにするのかトップバランスにするのか迷われている方が多くいらっしゃいますので、選び方のポイントを確認しておきましょう。
少年野球のお子さんにはミドルバランスかトップバランスどっちが良い?
結論として、お子さんが使いやすいバットを選んであげるのが正解です。ミドルバランスとトップバランスのバットを振ってみて、お子さんが振りやすいと感じる方を選んであげるのが良いでしょう。
ミドルバランスの方が平均的に使いやすいとか、トップバランスで練習していた方が将来的に良いとか様々な意見はありますが、やはりお子さんが使いやすいというのが重要です。
その際は、バットの重さだけではなく、バットの長さ(サイズ)もポイントになります。身長や筋力に合わせて選んであげましょう。
ミドルバランスはこんなお子さんにおすすめ!
ここまでの内容をまとめるとミドルバランスのバットは次のようなお子さんにおすすめです。
これから少年野球を始める
ミドルバランスは扱いやすいタイプのバットなので、これから少年野球を始めるお子さんににおすすめです。
小学校低学年のお子さん
小学校低学年のお子さんにもミドルバランスがおすすめです。ミドルバランスは種類が豊富で、体格や筋力に応じてバットの長さ、重さが選びやすくなっています。バットのサイズについては、「少年野球用バットの選び方が簡単にわかる5つのポイントとは?」こちらも参考にしてください。
なかなかボールがバットに当たらない
少年野球を始めているけど、なかなかボールがバットに当たらなくてヒットが打てないという場合にもミドルバランスを選んであげる方がいいでしょう。
ヒットが打てないのは、体格や筋力がまだまだ発達してなくてバットが上手に扱えないことが原因かもしれません。そんな場合には、扱いやすいミドルバランスがいいでしょう。また、まずはボールをバットに当てるところから練習するのであれば、軽量タイプのものがおすすめです。
予算を抑えたい
ミドルバランスのバットは種類が豊富です。価格帯もリーズナブルなものがありますので予算を抑えたいという場合にもおすすめです。
もちろん、ミドルバランスのバットが性能的に劣っているという訳ではありませんので安心してください。(プロ野球選手、メジャーリーガーでもミドルバランスを使用しています。)
おすすめの少年野球用ミドルバランスバット7選
金属バット
ミズノ(MIZUNO)「Vコング02 79cm/81cm」
少年野球に限らず、定番のバットといえばミズノのVコングです。こちらは長さが79cmまたは81cmあるため、小学校5〜6年生(身長140cm以上)のお子さんにおすすめです。
素材 | 超々ジュラルミン(HS700) | カラー | ブラック |
---|---|---|---|
長さ | 79cm/81cm | 重さ | 600g/620g |
ミズノ(MIZUNO)「Vコングゼロ 72cm」
こちらはVコングの72cmのものです。小学校3〜4年生(身長120〜140cm)のお子さんにおすすめです。
素材 | 超々ジュラルミン(HS700) | カラー | ブラック |
---|---|---|---|
長さ | 72cm | 重さ | 440g |
ミズノ(MIZUNO)「Vコングゼロ 68cm」
こちらはVコングの68cmのものです。小学校1〜2年生(身長110〜120cm)のお子さんにおすすめです。
素材 | 超々ジュラルミン(HS700) | カラー | ブルー |
---|---|---|---|
長さ | 68cm | 重さ | 420g |
複合バット
アシックス(asics)「バーストインパクトLW2」
アシックスのバーストインパクトは、ミドルバランス中では数少ない複合バットになります。長さは75cm、78cm、80cmと3種類あるため小学校4〜6年生(身長130cm〜150cm)におすすめです。
素材 | 超々ジュラルミンSA700+ポリウレタン | カラー | レッド×ホワイト |
---|---|---|---|
長さ | 75cm/78cm/80cm | 重さ | 570g/580g/590g |
アシックス(asics)「バーストインパクトLW2」
こちらはアシックス バーストインパクトの軽量化モデルです。長さも75cmまたは78cmになるため小学校3〜5年生(身長120cm〜150cm )におすすめです。軽いバットを探している方にもおすすめです。
素材 | 超々ジュラルミンSA700+ポリウレタン、ポリウレタン | カラー | レッド×ブラック/ブルー×ブラック |
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長さ | 75cm/78cm | 重さ | 520g/530g |
カーボン(FRP)バット
ゼット(ZETT)「ゼロワンステージ 76cm」
ゼットのゼロワンステージはカーボン製バットです。カーボン製バットの特徴は、金属バットに比べて軽量であることです。軽量タイプを探しているのであれば先にご紹介したアシックスのバーストインパクトLW2もしくは、カーボン製バットを選ぶと良いでしょう。こちらは76cmなので小学校3〜4年生のお子さんにおすすめです。
素材 | FRP(カーボン) | カラー | ブラック |
---|---|---|---|
長さ | 76cm | 重さ | 540g |
ゼット(ZETT)「ゼロワンステージ 78cm/80cm」
こちらはゼロワンステージの78cmまたは80cmになるので、小学校5〜6年生のお子さんにおすすめです。
素材 | FRP(カーボン) | カラー | シルバー/ゴールド |
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長さ | 78cm/80cm | 重さ | 550g/560g |
少年野球を始めるなら選択肢の広いミドルバランスバットがおすすめ
今回ご紹介してきたように、ミドルバランスのバットの特徴をまとめると、まさにバランスのとれた扱いやすいバットといえます。
機能的な面では重心がバットの中心付近にあるので、バットコントロールがしやすく、ボールをバットに当てやすくなります。
費用面でみても種類が豊富なため、予算に合わせて選ぶことができます。
また、ミドルバランスとトップバランスを比較して、トップバランスの方が優れているような情報も多くありますが、決してミドルバランスが劣っているわけではありません。
重要なことは、お子さんが使いやすいかどうかです。お子さんに最適なバット選びのために、ぜひ今回の記事を役立ててください!