アシックスのグローブと言えば、メジャーリーグに二刀流で挑戦し大活躍中の大谷翔平選手が使用しているグローブです。ただ、アシックスブランドとしてはまだ歴史が浅いグローブですので詳しい情報が少なく、購入を迷っている方も多くいらっしゃるのが現状です。
少年野球をするお子さんのためのグローブとなれば、少しでも良いものを用意したいと考えていらっしゃると思いますので、不安に感じるのも当然でしょう。
そこで今回は、そんな不安を解消するためにも、アシックスのグローブについて詳しくご紹介していきます。グローブ選びで後悔することがないように、そしてお子さんに最適なグローブが見つかるように、ぜひじっくりと読み進めてください。
日本人メジャーリーガーも使うアシックスのグローブの評判
アシックスのグローブと言えば、二刀流メジャーリーガーの大谷翔平選手が使用していることで有名です。大谷選手が使用している赤いグローブを1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。(下の画像が大谷モデルのアシックスのグローブです。)
そんな一流選手が使っているアシックスは、日本のスポーツ用品メーカーです。2012年までは、アメリカのローリングスというメーカーと提携してグローブの製作、販売していましたが、現在はアシックスブランドとして独立しています。
ローリングスは昔から日本でも人気のグローブでしたし、現在でも多くのメジャーリーガーが使用しています。そんなローリングスと提携していたアシックスですので信頼できるメーカーの1つです。
しかし、アシックスとしてのグローブの歴史は浅いので、詳しいグローブの機能に関する評価はまだまだ少ないのが現状です。やはり、ミズノやゼット、エスエスケイなどがグローブの定番でもあり、安定感があると言えます。
ただ、憧れている選手と同じグローブ、同じメーカーを使うというのは、お子さんのモチベーションをあげることにもなりますので、野球の上達にも影響します。
まずは、アシックスのグローブについて詳しく確認してから、お子さんに最適なのか判断していただくといいでしょう。今回の記事をご覧になった後に、実際にグローブを手にはめながら、お子さんと一緒にグローブ選びを楽しんでいただければと思います。
アシックスの少年野球用グローブの最適なサイズを見分ける方法
グローブを選ぶ時にもっとも大切なことは、お子さんの手にぴったりとフィットするグローブを選ぶことです。そこで、まずはアシックスのグローブサイズについて詳しくご紹介していきます。特に、これから少年野球を始めるという場合には注意してください。
子供の手はすぐに大きくなるので大きめのグローブを選びたくなりますが、ブカブカのグローブでは上手にボールをキャッチすることができません。間違ったグローブ選びのせいで、お子さんのプレーが上達しないなんてことにならないように、サイズ選びには注意しましょう。
アシックスの少年野球用グローブのサイズは、次の通りになっています。
学年 | 就学前 | 2〜3年生 | 3〜4年生 | 4〜6年生 |
---|---|---|---|---|
身長 | 〜125cm | 125〜135cm | 130〜140cm | 135〜155cm |
グラブ寸法表示 | 特小 | 小 | 中 | 大・特大 |
表中の学年と身長を参考にしてグラブ寸法表示を確認してください。例えば、3年生で身長130cmなら、グラブ寸法表示は「小」もしくは「中」のものを選ぶといいでしょう。グラブ寸法表示は、グローブに付いているタグに記載されています。
ただし、注意していただきたいことは、このサイズはあくまで目安だということです。必ず、こちらのサイズ通りに選ぶ必要はありません。表の通りに選ぶとグラブ寸法は「中」だった場合でも、実際にグローブを手にはめるとブカブカだということもあります。
グローブ選びの際には、お子さんと一緒にお店に足を運び、直接手にはめて選ぶのが一番です。詳しくは、「初めての少年野球ようグローブの選び方|おすすめはコレ!」でもご紹介していますので、こちらもチェックしていただき、グローブ選びに失敗しないようにしましょう。
少年野球用グローブのランクと価格【アシックス編】
多くのグローブメーカーは、グローブに使われている革の違いや設計上の特徴に合わせてランク分けをしています。アシックスの場合には、次のようになっています。
- ゴールドステージ(GOLDSTAGE)
- スターシャイン(STAR SHINE)
- ダイブ(DIVE)
- ネオリバイブ(NEOREVIVIE)
また、次のプロモデルもあります。(下の写真はダルビッシュ選手モデルになります。)
- 大谷翔平選手モデル
- ダルビッシュ選手モデル
以下にそれぞれの特徴と価格をご紹介していきます。
ただ、ランクと聞くと、ランクの高いものが良いグローブで、ランクの低いものは悪いと思われがちですが、そんなこともありませんので注意しましょう。使用している材料の違いが主な価格差となっていますが、もっとも大切なことは、実際にグローブを使うお子さんの手にフィットするかどうかです。
お子さんに最適なグローブの選び方もご紹介していきますので確認していきましょう
ゴールドステージ(GOLDSTAGE)
特徴
ゴールドステージの特徴は、次の通りです。
子供も握りやすいハイクラッチ構造を採用
引用:アシックス
アシックスのグローブの上位ランクのグローブになります。
ハイクラッチ構造とは、グローブに入れる指の位置をずらして、捕球しやすくする仕組みのことです。具体的には、小指側に指を1本ずつずらしてグローブをはめることができます。メジャーリーガーがよく使っている方法です。
少年野球用の場合には、グラブ寸法が「大」のオールラウンド用と、「中」の内野手用が用意されています。
価格
定価:17,600円(税込)
スターシャイン(STAR SHINE)
特徴
スターシャインの特徴は、次のようになっています。
握れなくても捕れる。握力の弱いジュニアに適した構造を採用した上達サポートモデル
引用:アシックス
オールラウンド用でグローブ寸法が「中」と「特小」が用意されていますので、これから野球を始めるお子さんや、握力の弱いお子さんに最適です。
価格
定価:13,200円〜(税込)
ネオリバイブ(NEOREVIVIE)
特徴
ネオリバイブの特徴は、ポジションの決まっていないお子さんのために、兼用モデルになっているところです。
具体的には次のようなものがあります。
- 投手内野手兼用モデル
- 内野手外野手兼用モデル
ただし、グローブ寸法が「特小」から「小」となっていますので、未就学児や小学1、2年生ようのグローブと言えます。
また、未就学児のグローブ選びについては「子供用(ジュニア用)野球グローブの選び方」こちらも参考になりますので確認しておきましょう。
価格
定価:9,350円〜(税込)
大谷翔平選手モデル
特徴
現在少年野球をしているお子さんの場合には、ダルビッシュ選手よりも大谷翔平選手の方がよく見かけているかもしれません。160キロ以上の豪速球を投げ、バッターとしても優れている2刀流選手のモデルも、アシックスなら手に入ります。
グラブ寸法は「大」になります。
価格
定価:13,200円(税込)
ダルビッシュ選手モデル
少年野球用のグローブにも、ダルビッシュ選手モデルがあります。グラブ寸法は「大」です。
お子さんに最適なアシックス製グローブの選び方
野球用グローブには、サイズの他にもポジションごとに、扱いやすくするための設計がされています。アシックスの少年野球用のグローブの場合には、次の5タイプがあります。
- オールラウンド用
- ピッチャー用
- 内野手用
- 外野手用
- キャッチャー用
- ファースト用
これだけ種類があると、どれを選べばいいのかわからない方もいらっしゃると思いますので、最適なグローブの選び方をご紹介します。
初心者のお子さんはオールラウンド用
これから少年野球を始めるというお子さんには、オールラウンド用のグローブを選びましょう。
オールラウンド用とは、どのポジションにも使える万能な設計がされているタイプになります。初めてのお子さんでも扱いやすいので、プレーも上達できるでしょう。
もしかしたら、自分の子供はピッチャーにしたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。そうした場合には、次にご紹介するポジション別(ピッチャー用)のグローブを選びたくなるでしょう。しかし、オールラウンドから始めるのがおすすめです。なぜなら、オールラウンドの方が野球の基本であるボールを捕球して投げることを身につけやすいからです。
お子さんが、どうしてもダルビッシュ選手や大谷翔平選手と同じ投手用グローブがいいという場合以外は、オールラウンドを選ぶといいでしょう。
ポジション別の最適グローブ
少年野球を続けているとポジションが決まってくると思います。そんな場合には、ポジション別のグローブを選んでもいいでしょう。
ただ、少年野球の場合には、いくつかのポジションを兼務することも多いので、何個もグローブを用意できない場合はオールラウンド用を使うといいでしょう。ポジションが固定されたら、次のようなタイプのグローブを探してみましょう。
ピッチャー用
ピッチャー用の場合には、グローブの指が長めで、バッターからボールが見えないようなウェブになっています。
そして、アシックスの投手用グローブの最大の魅力は、何と言っても大谷翔平選手モデルがあることです。大谷翔平選手に憧れているお子さんにとっては、非常に魅力的なグローブでしょう。ぜひ一度、実際に手にはめてみてはいかがでしょうか。きっとお子さんの目はキラキラと輝いていることでしょう。
内野手用
内野手用のグローブは、ボールを取ってから投げるまでの動作をスムーズに行えるように、操作性の高い設計がされています。そのため、オールラウンド用やピッチャー用と比べて、小さめに作られています。内野の中でも、特に素早い動きが必要とされるセカンドやショートを守るお子さんの場合にはおすすめです。
サードを守っているお子さんの場合には、オールラウンドのままでいいでしょう。速い打球や強い打球にも対応しやすいからです。
ただし、内野手用に変えるのは、ある程度基礎が身についてきてからで十分ですし、オールラウンド用を使っていても問題ありません。グローブを買い換える必要が出てきた場合には、内野手用グローブも手にはめてみて、お子さんがしっくりくるようでしたら選んでもいいでしょう。
外野手用
外野手用のグローブは、投手用よりもグローブの指が長いことが特徴です。アシックスの少年野球用の場合には、外野手専用のものはありませんが、内野手外野手兼用モデルがあります。
ただし、グラブ寸法が「小」ですので、ポジション別のグローブが欲しくなるころには、サイズが小さくて手に合わないでしょう。外野手用のグローブが欲しい場合には、他のメーカーから選びましょう。
キャッチャー、ファースト用
キャッチャーやファースト用のグローブはミットと言われ、ボールを取ることを重視した作りになっています。そのため、他のポジションでは使われないグローブです。キャチャーもしくはファースト確定という場合には、専用のミットを購入してもいいでしょう。
ただ、多くの少年野球チームには、チーム用のミットがあるため、慌てて購入する必要もありませんので安心してください。
まとめ
アシックスのグローブは、あの大谷翔平選手も利用しているメーカーです。また、日本のスポーツ用品メーカーでもあるため信頼できるグローブです。ただ、アシックスブランドとしてのグローブは2012年から始まっているため、まだまだ歴史の浅いグローブと言えます。
そこで、アシックスのグローブを選ぶ時には、今回の記事をぜひ参考にしていただきたいと思います。そして、実際にお子さんの手にはめてみて、手にぴったりフィットするのか、お子さんが気に入っているのかどうかを確認してから選ぶようにすると、後悔することもないでしょう。
グローブの質や機能も大切ですが、憧れの選手と同じメーカーのグローブを使っているということも、野球の上達にとっては重要な要素になります。
ぜひ、お子さんにとって野球をするのが楽しくなるグローブを選んであげましょう。