少年野球用のタイカップバットを探してもなかなか見つからないのではないでしょうか。ミズノ、ゼット、アシックスなど有名メーカーのカタログを見てもラインナップがありません。その他のメーカーで調べても、やはりタイカップは見つかりません・・・。
おそらく、タイカップを探している理由は操作性の良いバットを探しているからだと思います。そこで、今回はタイカップとはやや異なりますが、同じように操作性が向上する特殊なグリップエンド構造をしているバットをご紹介します。もし、こちらのバットをご存じなければ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
少年野球用のタイカップバット
冒頭でお伝えした通り、少年野球用のタイカップバットは見当たりませんが、こちらの2タイプのバットであれば希望に近いバットが手に入ると思います。
美津和タイガーのJグリップ
美津和タイガーというメーカーが出しているREVOL TIGERシリーズのバットには「Jグリップ」という特殊なグリップエンドが採用されています。
この特殊な構造はバットを握った時の手のひら・指の形に合わせて設計されているため、通常のグリップエンドのバットと比較して手のひらにピッタリ密着するようになっています。これによりバットの操作性、バットコントロールがしやすくなる効果があります。
さらに、通常のグリップエンドのように引き手(右バッターなら左手)の小指側がグリップエンドに圧迫されることがないため、豆ができたり怪我の予防もできます。(最近では日本ハムの清宮幸太郎選手なども手のひらの付け根の骨折(有鈎骨骨折;ゆうこうこつこっせつ)がありましたが、このようなバットからの負担をなくすことができます。)
タイカップとはやや異なりますが、バットの操作性がよくなるという点については同様の性質を持ったバットになりますので、こちらを検討してみてはいかがでしょうか。
タイカップ型グリップテープ
もう一つは、通常のストレートタイプのグリップエンドをタイカップ型にカスタムする方法があります。画像のようなフレア型になっているゴムをグリップエンドに装着し、その上からグリップテープを巻くことでタイカップ仕様にすることができます。価格も400円〜500円前後で購入できるため(グリップテープが別途必要)おすすめです。
少年野球用のタイカップバットおすすめ3選
美津和タイガー:iota HyperWhip Double Layer(MT7HRB12)
iotaはバットの重さが560gからになっているため、小学校5・6年生におすすめです。バット内側の高強度反発素材と表面のポリウレタンの複合構造によるトランポリン効果で高反発・飛距離UPも期待できます。また、トップバランスでもあるので長距離バッター向けと言えます。
素材 | ポリウレタン二重層 | バランス | トップバランス |
---|---|---|---|
長さ | 76cm/78cm/80cm | 重さ | 560g/580g/600g |
美津和タイガー:oneside double HyperWhip(MT7HRB13)
こちらはoneside double HyperWhipのミドルバランスです。バットの重さが500gからなので、小学校3・4年生におすすめです。バットのタイプはミドルバランスになるので、バットコントロールが課題のお子さんにおすすめです。また、Jグリップを有効活用するためには基本的にバットをいっぱいに持つことになるため、小学校1・2年生のお子さんには重たくて扱うのが難しいと言えるでしょう。
素材 | 特殊ウレタンシート×カーボン二重構造 | バランス | ミドルバランス |
---|---|---|---|
長さ | 76cm/78cm/80cm | 重さ | 500g/520g/540g |
美津和タイガー:oneside double HyperWhip(MT7HRB13)
こちらはoneside double HyperWhipのセミトップバランスです。バットの重さは先にご紹介したミドルバランスのタイプと同じです。小学校3・4年生のお子さんにおすすめです。4年生でパワーのあるお子さん(現在もトップバランスでしっかり振れているお子さん)であれば、一つ目にご紹介しているiotaの76cm/560gでも扱えるかもしれません。現在使用しているバットの長さ・重さと比較してみましょう。
素材 | 特殊ウレタンシート×カーボン二重構造 | バランス | セミトップバランス |
---|---|---|---|
長さ | 76cm/78cm/80cm | 重さ | 500g/520g/540g |
少年野球用バットをタイカップ型にできるおすすめグリップテープ(フレアグリップ)4選
ZETT(ゼット):グリップエンドゴムアール
SSK(エスエスケイ):フレアゴム
asics(アシックス):セミフレアパーツ
MIZUNO(ミズノ):グリップパッド
グリップテープ
フレアグリップ装着時には新しいグリップテープで巻き直す必要がありますので、同時にこちらを用意しておきましょう。
少年野球用タイカップバットでバットコントロールを改善しよう!
少年野球用のタイカップバットはどこのメーカーからも出ていないので、バットコントロール改善目的でしたら今回ご紹介した美津和タイガーのJグリップかグリップエンドをカスタムして対応することができます。
ぜひお子さんの成績やパフォーマンスが向上するバットを選んであげてください!